日常(ふつーの話)

2011
04/25

Grief Work



「グリーフワーク」という言葉はあまり知られてなかったけれど、最近はもしかすると少し知られてきたかもしれない。
そんなに最近出来た言葉じゃない。じゃあ、グリーフワークってなんぞって?


グリーフワーク。私もこの言葉を知ったのはほんの数年前。

冒頭で、「グリーフワーク」ってのを「最近少し知られてきたかも」と書いた。
この記事を書きはじめたのは2011年4月18日。じゃあ、一ヶ月前に何が起こったかって聞いたら殆どの方が、わかるはず。
「東日本大震災」
この、きっと未来に教科書に記されてしまうほどの大きな出来事で少し認知度が上がったかもしれない。
この症状と向き合って戦う方がいる…と思う、とだけココでは書いておきます。

 

 

「Grief Work」

 

 

グリーフとは「悲しみ」「悲嘆」で、ワークは、「運動」というよりは「行程」に近いかも。この場合。
大切な人を亡くした悲しみを表現することで、喪失を徐々に受け入れていく過程を指します。
生命にかかわらず、離別も含まれる。
グリーフワークは喪失による深いショックから立ち直るまでの、長い、長い気が遠くなりそうな行程。短期で終わるものとは言いがたい。
努力なくしては、決して完了しない運動というべきかな。
決して肉体的労働の事じゃない。形は無いけれど、とんでもない努力が必要。

グリーフワークの行程。

ショックが非常に強くて、泣く事も出来ない状態。
受け止めた風に思いつつ、何も受け止めていない状況。


自責・叱咤・必要以上に明るく振る舞う(状況を自分の中に押し込めてしまう)。
現状から逃げる


抑うつ・人との関わりの拒否・自暴自棄・自殺念虜


状況の受け入れ・再スタート

…生きてれば、いつか、大切な人との別れがやってくるのは避けられない。
それが「悲しくない」人なんて居ない。
もっというと、災害に巻き込まれた方の苦しみは私には想像がつかない。
それをどのくらいの期間で受け止められるかは本当に個人差であって、考え方でもある。と思う。

 

こればっかりは「時間」に頼るしか無い。自分でもわかってる。
辛くても、「つらい」に耐えるしかない。
泣きたい時に泣ければ泣けば良い。我慢しなければいけない状況なら少しだけ、ほんの少し我慢する。
笑いたくないのに人前で明るく振る舞うのは自分に落胆してしまうよ。
きっともっと辛い。
責任転嫁する事による「一時的な逃げ」。これはなにも変わらない。

 

頭でわかってても心がついていかないから、さらっと言っても実際はとてもとても難しい。

 

でも
何年かかっても、何十年かかっても、最終的に立ち直れる所まできてほしい。

 

そう願う。

 

そう願うよ

 
 

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